CELTA(セルタ)について 有資格者の経験談

フェミニズム・ナウ

英語指導資格 CELTA(セルタ)について解説します。英語指導の道を目指す方、英語教師(講師)として更にスキルアップをはかる方の参考になれば幸いです。

※私は海外の認定校でCELTAを取得しました。後半はいち経験者の話として読んでくださいませ〜。

そもそもCELTAって何?

英語指導のグローバルスタンダード

英国ケンブリッジ大学の1部門、Cambridge Assessment English が認定する英語の指導資格です。同機関が60カ国以上の求人広告を対象に行った調査では、語学学校等の71.5%(英国では88%)が英語講師の雇用にあたりCELTAを必須条件としていることがわかっています。

ケンブリッジはCELTAを「国際的に最も認められた英語指導資格」と言っています。特にイギリスでは求人元の88%がCELTAを必須としており、英語の指導資格として広く認められていることがうかがえます。

調査の対象となったのはヨーロッパ、中東、アフリカの語学学校等で、日本を含むアジア圏での需要については明らかになっていません。

取得方法、費用、条件

簡単にCELTAの情報をまとめます。

  • 認定校でのコース受講が必須
  • 費用は20万〜30万円程度
  • 受講には書類審査と面接がある
  • 英語力、学歴、年齢の条件あり
  • 母国語と経験は問わない

認定校は現在130カ国に2,800校があるとされています。日本では神戸の「Lexis Japan」1校のみが認定されています。ケンブリッジ公式サイトで検索すると東京のスクールも表示されますが、こちらは閉校しているとのことでした(2020年の情報)。

なお、費用は認定校とコース形式によって異なります。場所、形式関係なくコースの内容と資格の価値は同じであると、ケンブリッジは記しています。

CELTA保有者だから言えること

英語で英語を教えるということ

資格の取得には、英語を英語で教えられる程度の言語力(CEFR C1以上)を持つことが必須条件です。なぜなら、コミュニケーションが全て英語で行われるからです。

CELTA受験者はケンブリッジの認定校で資格取得コースを受講し、授業実習とレポート提出をおこなって合否を判定されます。講義→研究と調査→授業計画書の作成→教材の作成→実習本番→講評という流れを繰り返し、評価基準を満たせば合格します。

受講者は、自分が教える事柄について自分が一番詳しいと言えるほどに勉強しなくてはいけません。加えて、学生に誤解を与えない説明、答えを引き出せる質問の仕方等を考え、想定される事態への対策を用意して授業に挑みます。

単に英語が流暢に話せるというだけではなく、英語を学習者の視点で見られるかという点も英語講師の素質だと言えます。

単刀直入に言って、しんどい

CELTAコースの辛いところは、

  • 批判を受けなければならない
  • 批判をしなくてはならない
  • やることが多くて休む暇がない
  • ちゃんとやらないと落とされる

批判とは改善のための建設的批判が主ですが、資格取得がかかっているので改善されるまでトレーナーからのダメ出しが続きますし、「まじあかん」「何でそれやったん?」的なことをダイレクトに言われます。

受講者同士でも授業の講評が求められ、相手のためになるような改善点を指摘しなければなりません。実習後で心身ともに疲れ切っている仲間に対し批判をするのは、心が痛みます。

受講中はスケジュール的にも追い込まれます。フルタイムの場合、1週間のうち授業の計画と実習を2回ずつ行い、土日でレポートを1本作成する生活が4〜5週間続きます。提出物はポートフォリオとして評価の対象になるため、改善点があれば何度でも修正します。

果たして価値はあるのか?

冒頭に記したように、英語講師として働く人にとってCELTAは必須と言えますが、日本においてはまだ知名度が低いと感じます。私がこの記事を書いているのも、日本でCELTAがもっと知られてほしいという思いがあります。

日本であまり認知されていない理由は、

  • そもそも保有者が少ない
  • 国内に認定校が1校しかない
  • 英語教育のニーズに合わない

といったところでしょうか。

公式情報へのリンク

CELTAについてもっと知りたい方は、ケンブリッジ公式の情報をご参照ください。

英語力の評価基準については、以下の日本語サイトでご覧いただけます。

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