こんにちは、まとんマサラです。
今回のブログでは『RRR』でゴーンド族の娘マッリを演じたトゥウィンクル・シャルマ（Twinkle Sharma）ちゃんについて、プロフィールの紹介とインタビュー動画の解説を行います。
トゥウィンクル・シャルマちゃんは2007年2月4日生まれのもうすぐ17歳。インド北部、ヒマラヤ西部に位置するヒマーチャル・プラデーシュ州の出身。母語はヒンディー語です。
幼少期からダンスを習い、2014年に地元の大会で優勝したことをきっかけにテレビのリアリティショーに出演するようになります。
インドのちびっ子ダンス番組「Dance India Dance Li’l Masters」で踊りを披露する様子。かわいいですね。
こちら「India’s Best Dramebaaz」は子役が寸劇を披露する番組のようです。
こちらはインドのEコマース会社FlipkartのCM。Flipkartは国内オンライン商取引の4割近いシェアを持つ、インドのAmazon的な会社です。それにしてもインド、子役業界も競争が激しそう。
インド北部では知名度のあったトゥウィンクルちゃんですが、『RRR』が公開されるまで南部では知られていませんでした。出演したCMがラージャマウリ監督の目に留まり、マッリ役のオーディションに呼ばれたそうです。
↑インタビュー映像
オーディションでは「テルグ語で書かれた台本を渡されてどうしようかと思った」と言うトゥウィンクルちゃん。それでもなんとかしてオーディションを終えたそうです。南インド映画のことはよく知らなかったがバーフバリシリーズとマガディーラだけは知っていたから、後日ネットで監督のことなどを調べて大変驚いたと話しています。
劇中のマッリは8歳の設定ですが、撮影当時のトゥウィンクルちゃんは13、4歳。実年齢より幼く見えるという理由でラージャマウリ監督が彼女を選んだのだそう。
『RRR』が大ヒットして、周りからはすっかり「マッリ」と呼ばれるようになったとのこと。「学校の先生も私のことをマッリと呼ぶんですよ。私自身も、誰かがマッリと言ったら自分のことかと思って振り返ってしまうんです。クラスのみんなからは、私のせいで主人公2人が仲違いをしたんだと責められます」
「Komma Uyyala（物語冒頭でマッリが歌っている歌）は歌えますか？」との質問には「実は音痴なんです」とにっこり。
今後については「オファーは来ているけれど今はお話しできません」とのこと。『RRR』の成功もあってか、ボリウッドよりもトリウッドに関心が傾いているようです。
「マッリは部族の娘という設定で、しかも私の母語ではない言葉で演じなければなりませんでした。ラージャマウリ監督の支えなしにこの難役を演じることはできなかったでしょう。ラージャマウリ監督は『100回やり直してもいいから良い演技をしよう』と言って、いつも私を支えてくれました。ラージャマウリ監督ともう一度仕事がしたいです。一度と言わず、あと50回でも一緒に作品を作りたいと思っています」