『RRR』タイトルの意味をテルグ語、英語、日本語で比較

こんにちは、まとんマサラです。今回は映画『RRR』のタイトルについて、原語であるテルグ語、英語、日本語の3カ国語を比較したいと思います。

まだ正式なタイトルがなかった頃、S.S.ラージャマウリ監督と主演俳優ふたり(NTR Jr.とラーム・チャラン)の頭文字を取って仮題としたところファンの間で定着し、そのまま映画のタイトルになった…という話がメディア各紙に掲載されています。

この話はラージャマウリ監督の前作『バーフバリ2 王の凱旋 完全版』の劇場プログラムにも掲載されています。同作の日本公開は2018年ですから『RRR』はそれより前から企画されていたことになります。

後にタイトル『RRR』にはテルグ語、英語、日本語でそれぞれ意味が加えられました。

私が書いたメモをご覧ください。

英語が「Rise Roar Revolt」。それに対する日本語字幕は「蜂起と咆哮と反乱と」。英語の文言をいい感じの日本語に訳したかたちです。

原語であるテルグ語の意味は「怒り、戦争、血」を意味する言葉。それぞれロマンアルファベットのRに相当する音から始まる単語です。順番にラウドラん、ラーナん、ルディラん、と読みます。

このように英語・日本語とテルグ語ではタイトルから受ける印象がかなり違います。テルグ語版はシリアスで重い。メインビジュアルの印象がインド版と日本版で大きく異なるのと同じと言えるでしょう。

テルグ語の韻を尊重して語末を「と」で揃えてくれた翻訳に感謝したいですね。

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