JKローリングに殺害予告 – 脅かされる言論の自由

フェミニズム・ナウ
Gordon JohnsonによるPixabayからの画像

小説家 Salman Rushdie が刺傷された事件に対し、Twitter で被害者への支持を表明したJKローリングが男から殺害予告を受け、現在警察が捜査を行なっています。

刺傷事件が起こったのは先週金曜日。Rushdie はニューヨークで開かれたイベントに登壇中、男から複数箇所を刺され、一時重体となりました(現在は回復)。Rushdie はインド生まれのイギリス系アメリカ人。1988年に発表した小説「The Satanic Verses」がイスラム教を侮辱するとしてイランの最高指導者から死刑宣告を受けて以来、身を隠して執筆活動をしていました。男の動機は明らかにされていませんが、イスラム過激派の思想に感化されていたことが今までの調査でわかっています。

ローリングは事件の当日、自身の Twitter を更新。言論の自由、作家の自由を脅かす重大事件に対し嫌悪を表すと共に、被害者の無事を祈っています。

この投稿に対し、Meer Asif Asiz と名乗るユーザーが「Don’t worry you are next」(次はおまえだ)とコメント。ローリングは警察に調査を依頼、さらに投稿のスクリーンショットを公開し、Twitter 側に対応を求めました。

Twitter からの回答は「調査の結果、報告された内容に規約の違反は見受けられない」というもの。Rushdie の刺傷事件に関しては、ニール・ゲイマンスティーブン・キングなど著名な作家が声をあげていますが、脅迫を受けたのは今のところローリングだけです。SNSでの殺害予告が、実際の事件に繋がらない保証など何処にあるのでしょうか?

Rushdie の刺傷事件で逮捕された加害者は、著者が死刑宣告を受ける理由となった小説が発表された10年も後に生まれた世代。何を言っても良いという言論の自由をはき違えた風潮と、助長される暴力。止まる気配が見えません。

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